マイクロソフトが大々的に売り出しているソフトですから、安心ということもあり、普及しています。さてオフィスソフトが入るとなにができるか。
①エクセルによる計算表を簡単につくることができる。
(経理の集計、給与計算、明細表、請求書)
②ワードにより送り状やビジネスレターが作れる。
(案内状、契約書、送り状などの文書すべて)
③パワーポイントなどにより営業資料が作れる。
(プレゼン資料、販売促進資料、説明書など)
④アクセスによる簡易データベースが使える。
(従業員、車両、顧客住所、請求先などのマスターデータ)
このようなことが出来てしまうわけです。個人企業の方や、小さい数人の企業でしたら、たぶん全部これですんでしまうでしょう。
経理の計算、ビジネスレター、請求書発行、営業資料、顧客データ保存等、全部ができるようになります。
それじゃ、一般的に販売されている、高価な受注ビジネスソフトや、大手コンピューターメーカーがつくる会社の業務ソフトとなにが違う?
ということになるわけです。
たとえば、大手電機メーカーにシステムをお願いした場合は、彼らはきちんとしたサーバを設置・保守から、専用のシステム構築までを全てオーダーメイドで作成してくれます。そして、場合によっては彼らの専用要員まで配置して、会社が独り立ちしてシステムの面倒を見れるまでサポートしてくれます。ところが、こういう大手電機メーカーにシステムを依頼すると、最低で数千万円以上で上限は何億円という様な値段がつきます。
でもやっていることといったら、先に話した、オフィスのやってることと大差は無いかもしれないのです。
じゃあ、オフィスを高いバージョンを買っても6万円から8万円くらい要するに、10万円に満たない価格と、5万円くらいのディスクトップPCそれにディスプレイとプリンター、あとインターネット回線を引けばスモールオフィスのできあがりです。
ここまで締めて20万円もあればおつりが来ます。
「ある会社はトータルな業務システムを作るのに2億円かかった。ところが同じ機能をもつものがたったの20万円だ。」
ということを経営者は気がつくのです。
これは逆説的ですが、正しい場合があります。じゃあ、大手電機メーカーなどいらん、全てマイクロソフトのオフィスですむじゃないかということになってしまいます。
そして、中小企業のオフィスソフトウエアの信仰が始まるのです。そして、中小企業どころか中企業にいたるまでこのオフィスは浸透しています。
ところが、ここに大きな落とし穴があるのです。
続く
0 件のコメント:
コメントを投稿